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ジェンティーレの生涯

1370年頃または1385年頃–1427年
ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノは、イタリア中部のファブリアーノに生まれた画家である。生年には異説があり、ウフィツィ美術館などは1370年頃、ロンドンのナショナル・ギャラリーは1385年頃とする。1427年に亡くなったことは共通している。
1408年頃の《ヴァッレ・ロミータ多翼祭壇画さいだんが》では、複数の板を組み合わせて聖母の戴冠と聖人を描いた。その後ヴェネツィアでも活動した。メトロポリタン美術館の《天使を伴う聖母子せいぼし》は1410年頃の作品とされる。
1422年までにフィレンツェの画家組合に入り、工房を構えた。同地で描いた《玉座の聖母子》では、金地に刻まれた天使と布の花模様が、聖母子のまわりを満たす。
1423年の《東方三博士とうほうさんはかせの礼拝》は、銀行家パッラ・ストロッツィの依頼による祭壇画である。三博士の旅と礼拝を一枚の中につなぎ、下段にはキリストの幼年期の場面を置いた。その《神殿奉献》は現在ルーヴル美術館にある。
1425年のクアラテージ祭壇画は後に各地へ分かれた。中心の《クアラテージの聖母子》はロンドン、四聖人の側面画はフィレンツェ、聖ニコラウスの物語を描いた下段の一枚はワシントンにある。同じ年にオルヴィエート大聖堂の壁にも聖母子を描いた。
晩年にはローマでも働いた。ジェンティーレの作品を見比べると、金や華やかな布の表現だけでなく、植物、建物、人の身振りなどを画面ごとに違う役割で使っていることが分かる。
1423年の《東方三博士の礼拝》には、画家の署名と制作年が残る。
出典:ロンドン・ナショナル・ギャラリー 作家記録 / ウフィツィ美術館《東方三博士の礼拝》 / メトロポリタン美術館《天使を伴う聖母子》 / ナショナル・ギャラリー・オブ・アート《玉座の聖母子》 / ナショナル・ギャラリー・オブ・アート《聖ニコラウスの墓》 / ブレラ美術館 作品記録 / ルーヴル美術館 作品記録 / ロンドン・ナショナル・ギャラリー 作品記録 / ウフィツィ美術館 作品記録 / イタリア文化財総合目録 作品記録(2026-09-25 確認)
生年は所蔵館の記載が分かれるため、断定しない。
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