1332年
年齢不詳

サン・プロコロの三連祭壇画さいだんが

画家 アンブロージョ・ロレンツェッティ →
Trittico di San Procolo / ウフィツィ美術館
中央の母子と左右の聖人を見渡し、三つの板がつくる一つの祈りの場をたどる。

何が描かれているか

三つの細長い板の中央に聖母子せいぼし、左に聖ニコラウス、右に聖プロコロが描かれる。両脇の聖人は、教会を導く司教の帽子と杖を持つ。金色の背景を共有しながら、中央の母と子は互いへ顔を向ける。
尖った上部にも人物がいる。左から福音書記者ヨハネ、救い主キリスト、洗礼者せんれいしゃヨハネである。「三連祭壇画」は、三つの板を組み合わせて、教会の祭壇などに置く絵をいう。

作品の見どころ

中央の聖母の指は幼子おさなごを支え、子の小さな足は衣から出る。正面に立つ両脇の聖人と比べると、母子の間に向き合う動きがある。まず全体を見渡し、次に中央の手と顔へ近づくと違いが分かる。
赤、暗い青、金の細かな模様が、人物ごとに異なる面をつくる。板の間の空きや上端の高さも含めて見ると、三枚が同じ大きさの人物を並べた図ではないことに気づく。

制作背景

国の修復機関は1332年の作とし、フィレンツェのサン・プロコロ教会から来た、板にテンペラと金の作品と記す。シエナの画家が、別の都市の教会に向けて働いた例でもある。
中央と両脇の板は長く別々になり、1959年に再び一緒にされたと報告される。現在は三枚を並べて鑑賞できる。現在のまとまりをそのまま制作時から変わらない展示状態とは考えない。

作品情報

材質・技法
板にテンペラ、金地
所蔵
ウフィツィ美術館
位置づけ
フィレンツェのサン・プロコロ教会に由来する三連画

出典・画像について

画像:Ambrogio Lorenzetti《サン・プロコロの三連祭壇画》/Ambrogio Lorenzetti / Wikimedia Commons 忠実な平面複製
画像の出典 / PDM(画像情報:2026-10-01 確認)
Commonsの個別PD表示に基づく忠実な平面複製。複製画像の扱いには法域差があります。 ウフィツィの館配布画像には用途別の利用手続きがあり、このCommons別ファイルの条件と分けて確認しています。
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