1438〜1443年
40代前半頃

サン・マルコ祭壇画さいだんが(主パネル)

画家 フラ・アンジェリコ
San Marco Altarpiece (main panel) / サン・マルコ美術館
床と柱の奥行きが聖母子せいぼしへ導く。祭壇画の主パネルとして見る。

何が描かれているか

中央の聖母は幼子おさなごを抱いて玉座に座る。左右には聖人が並び、手前の二人がひざまずく。奥には柱と樹木が見え、画面の床は玉座へ向かって続く。
人物は同じ場所に集まりながら、視線と手の動きが少しずつ違う。聖母子だけを切り離さず、礼拝者がその場へ近づくような構成になっている。

作品の見どころ

床の線が奥へ細くなり、手前から聖母へ自然に目が進む。服の色は強いが互いに競わず、中央の青と赤を軸に落ち着いたリズムを作る。
本作は一枚の独立した小型聖母像ではない。祭壇で見上げられた大画面を、美術館で眺める現在の距離との違いも想像したい。

制作背景

イタリア文化省によると、1438〜1443年にサン・マルコ教会主祭壇のために制作された。メディチ家のコジモとロレンツォが教会改修と制作を支えた。
祭壇画は後に分散し、主パネルは修復を経てサン・マルコ美術館へ戻った。ここでは失われた元の枠や別所の小画面まで、画像にあるかのようには扱わない。 元の構成を考える際は、現存する主パネル一枚だけでは失われた枠や小画面の配置を再現できない。

作品情報

材質・技法
板にテンペラ
所蔵
サン・マルコ美術館
位置づけ
フィレンツェのサン・マルコ教会の主祭壇のための大きな絵。

出典・画像について

出典:cultura.gov.it 所蔵館・研究機関記録2026-09-22 確認)
画像:Fra Angelicoサン・マルコ祭壇画(主パネル)》/サン・マルコ祭壇画(主パネル) — Wikimedia Commons
画像の出典 / Public Domain Mark(画像情報:2026-09-23 確認)
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この画家について本で読む

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