木陰の宴の右端で、男が眠る女性の衣をめくろうとしています。明るい色の楽しげな集まりには、不穏な物語と、三人の画家が関わった制作の歴史が重なります。
何が描かれているか
神々が木陰に集まり、酒や果物を囲んでいます。右端ではプリアポスが、眠っているニンフのロティスの衣をめくろうとしています。本人の気づかないうちに迫る行為で、ただ陽気な宴を描いた絵ではありません。
作品の見どころ
物語では、左にいるロバの鳴き声でロティスが目を覚まし、プリアポスの行為は妨げられます。整然と並ぶ器や明るい衣服から端の二人へ目を移すと、宴の見え方が変わります。フェラーラ公アルフォンソ・デステの私的な書斎を飾るための作品でした。
制作背景
ベッリーニが1514年に描いた後、死後にドッソ・ドッシとティツィアーノが風景へ手を加えました。ティツィアーノの改変は通常1529年とされます。目に入る大きな岩山まで、すべてベッリーニ一人の筆と考えることはできません。後から加わった風景も含めて伝わる作品です。
作品情報
所蔵
ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(ワシントン)
風景の加筆
ドッソ・ドッシ、ティツィアーノ(ベッリーニ没後)
出典・画像について
画像:Giovanni Bellini and Titian《神々の饗宴》/神々の饗宴 — Giovanni Bellini and Titian; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
配布全景を比例縮小。追加の切り抜き・色補正なし。
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