大きな半円形の天井の下に、聖人と奏楽の天使が集まっています。絵の中の建築が奥へ続き、教会の壁の向こうにもう一つの礼拝空間が開くようです。
何が描かれているか
高い玉座の聖母子を六人の聖人が囲み、下では三人の天使が楽器を奏でています。半円形の天井は金色に輝き、大理石の柱と床が奥行きをつくっています。サン・ジョッベ聖堂のために描かれた祭壇画です。
作品の見どころ
隣り合う人物を見ていくと、柱の間に別々の板絵がはめ込まれているのではなく、皆が一つの空間に集まっていることに気づきます。頭上の丸みと床の広がりが、その集まりを包みます。絵の前に立つ人も、同じ建築の続きを見上げるような感覚になります。
制作背景
所蔵館は、聖人ごとに場を分ける伝統的な多翼祭壇画から、統一された空間へ進んだ重要作と位置づけています。制作年は1478年から1480年代末までの幅で考えられています。建築と光によって人々を一つにする工夫は、後の祭壇画へもつながっていきます。
出典・画像について
画像:Giovanni Bellini《サン・ジョッベの祭壇画》/サン・ジョッベの祭壇画 — Giovanni Bellini; Photo: Didier Descouens / CC BY-SA 4.0
配布全景を比例縮小。追加の切り抜き・色補正なし。 写真はCC BY-SA 4.0です。 進行中の修復以前の配布写真です。
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