バルトロメオ・パンチャティキの肖像
画家 ブロンズィーノ →Ritratto di Bartolomeo Panciatichi / ウフィツィ美術館、フィレンツェ
ひげの男性の後ろには、街の建物が広がっています。肖像の背景へ目を向けると、一人の人物の外へ世界が続いていきます。
何が描かれているか
バルトロメオ・パンチャティキは商家に生まれ、フランスやイタリアで学び、コジモ1世の外交にも関わった人物です。黒い衣から赤い袖を見せ、欄干の前に立っています。手元には本と手袋が描かれています。
作品の見どころ
左右に開けた街並みと、顔のすぐ後ろの暗い建物を見比べてみてください。黒い衣の人が背景へ溶けそうになりながら、赤い袖と白い指で手前につながります。右下には小さな黒い犬もいるので、暗いところをそっと探してみてください。
制作背景
妻ルクレツィアの肖像と対になる、1541〜1545年の作品です。夫には都市の景観、妻には椅子や宝飾品を組み合わせています。二枚を行き来すると、同じ家族を描いても、その人を取り巻く物や場所の選び方が違うと分かります。
出典・画像について
画像:Agnolo Bronzino《バルトロメオ・パンチャティキの肖像》/バルトロメオ・パンチャティキの肖像 — Agnolo Bronzino / Bronzino / Public Domain Mark 1.0
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