ビア・デ・メディチの肖像
画家 ブロンズィーノ →Ritratto di Bia de’ Medici / ウフィツィ美術館、フィレンツェ
白い服の少女の胸に、小さな父の顔があります。明るい色の肖像には、家族が残そうとした記憶も重なっています。
何が描かれているか
コジモ1世の娘ビアを描いた肖像です。青い背景の前で、少女は白いドレスを着て座っています。袖のひだは細かく重なり、首の金のメダルには父コジモの横顔が刻まれています。
作品の見どころ
白と青の広い色の間に、金の鎖と小さな真珠が光ります。少女の片手は鎖を持ち、もう片方は椅子に置かれています。衣や持ち物まで丁寧に整える描き方は、大人の宮廷肖像と見比べてもよく似ています。
制作背景
ビアは1542年、5歳ほどで亡くなりました。所蔵館はこの絵を1542〜1545年に置き、死後に作られた顔の型を利用した可能性も挙げています。ただし、その方法は確定ではありません。目の前の明るい姿が、失われた子を思い起こすためにも残された点を知ると、見え方が少し変わります。
出典・画像について
画像:Agnolo Bronzino《ビア・デ・メディチの肖像》/ビア・デ・メディチの肖像 — Agnolo Bronzino / Bronzino / Public Domain Mark 1.0
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