1542〜1545年
40歳頃(概算)

ビア・デ・メディチの肖像

画家 ブロンズィーノ →
Ritratto di Bia de’ Medici / ウフィツィ美術館、フィレンツェ
白い服の少女の胸に、小さな父の顔があります。明るい色の肖像には、家族が残そうとした記憶も重なっています。

何が描かれているか

コジモ1世の娘ビアを描いた肖像です。青い背景の前で、少女は白いドレスを着て座っています。袖そでのひだは細かく重なり、首の金のメダルには父コジモの横顔が刻まれています。

作品の見どころ

白と青の広い色の間に、金の鎖と小さな真珠が光ります。少女の片手は鎖を持ち、もう片方は椅子に置かれています。衣や持ち物まで丁寧に整える描き方は、大人の宮廷肖像と見比べてもよく似ています。

制作背景

ビアは1542年、5歳ほどで亡くなりました。所蔵館はこの絵を1542〜1545年に置き、死後に作られた顔の型を利用した可能性も挙げています。ただし、その方法は確定ではありません。目の前の明るい姿が、失われた子を思い起こすためにも残された点を知ると、見え方が少し変わります。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・板
所蔵
ウフィツィ美術館、フィレンツェ
目録番号
1890 n.1472

出典・画像について

画像:Agnolo Bronzino《ビア・デ・メディチの肖像》/ビア・デ・メディチの肖像 — Agnolo Bronzino / Bronzino / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
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