1552年
49歳頃(概算)

辺獄へのキリストの降下

画家 ブロンズィーノ →
Discesa di Cristo al Limbo / サンタ・クローチェ聖堂付属美術館、フィレンツェ
人々が、手を伸ばし、振り向き、身を起こしています。重なった身体の向きを辿ると、待ち続けた人々のもとへ光が届く場面が見えてきます。

何が描かれているか

死後のキリストが辺獄へ降り、救いを待つ人々を解き放つ場面です。「辺獄」は、キリストが来る前に生きた人々が留まる場所とされたものです。中央のキリストへ、周囲の人が顔や手を向けています。

作品の見どころ

白い身体、暗い肌、緑や赤の布が、狭い範囲で入り組んでいます。まずキリストの足元にいる人物から、差し出された腕へと目を動かしてみてください。身体を重ねながらも、動きの方向で人々を結びつけています。

制作背景

1552年、織物商ジョヴァンニ・ザンキーニの礼拝堂のために描かれました。作品は1966年のフィレンツェの洪水で大きな被害を受け、長い保存と修復を経ています。現在の姿は、16世紀の仕事と、それを残すために重ねられた仕事の両方を伝えています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・板
所蔵
サンタ・クローチェ聖堂付属美術館、フィレンツェ
目録番号
1890 n.1580

出典・画像について

画像:Agnolo Bronzino《辺獄へのキリストの降下》/辺獄へのキリストの降下 — Agnolo Bronzino / Bronzino / CC BY-SA 3.0
画像の出典 / CC BY-SA 3.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
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