甲冑姿のコジモ1世・デ・メディチ
画家 ブロンズィーノ →Ritratto di Cosimo I de’ Medici in armatura / ウフィツィ美術館、フィレンツェ
甲冑の表面に、小さな光がいくつも映っています。身を守る金属が、支配者の姿を人に見せる道具にもなっています。
何が描かれているか
フィレンツェを治めたメディチ家のコジモ1世です。磨かれた甲冑を着け、兜に手を添えています。肩から腕にかけては、金属の継ぎ目や縁の飾りまで細かく描き分けられています。
作品の見どころ
顔は横へ向く一方、胸の大きな面は手前に開いています。肌の柔らかさと金属の硬さ、光る銀色と深い青の幕を見比べてみてください。強い身ぶりを加えず、物の描写そのもので存在感を作る肖像です。
制作背景
1543〜1545年頃の作です。この構図には複数のヴァージョンがあり、衣装や勲章などの細部が異なります。ここではウフィツィの一枚を掲載しています。ほかの版と見比べると、支配者の顔を広く伝えるために同じ構図が繰り返され、細部が変えられたことにも気づきます。
作品情報
目録番号
Depositi 28 / ICCD 0900021971
出典・画像について
画像:Agnolo Bronzino《甲冑姿のコジモ1世・デ・メディチ》/甲冑姿のコジモ1世・デ・メディチ — Agnolo Bronzino / Bronzino / Public Domain Mark 1.0
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