十字架降下(ブザンソン)
画家 ブロンズィーノ →Déploration sur le Christ mort / ブザンソン美術考古博物館
礼拝堂のために描いた大作が、完成後まもなく外国への贈り物になりました。いまフランスにあるこの絵には、宮廷外交の歴史もあります。
何が描かれているか
十字架から降ろされたキリストの遺体を、聖母と人々が囲んでいます。上では小さな天使が、十字架など受難に関わる道具を掲げています。地上の嘆きと、上から見守る姿が、縦に長い祭壇画の中で重なっています。
作品の見どころ
キリストの白い身体から、支える人の腕、布を押さえる手へと目を進めてみてください。人々が近くに重なっていても、肌と青や赤の衣が、一つ一つの身ぶりを分けて見せます。頭の上の丸い天使たちとの大きさの違いも印象的です。
制作背景
1543〜1545年、エレオノーラの礼拝堂のために制作されました。1545年、コジモ1世から皇帝側の重臣ニコラ・ペルノ・ド・グランヴェルへ贈られ、礼拝堂には後に別の同主題作が据えられます。いまの所在地だけでは見えない、この絵の最初の居場所にも思いを向けてみてください。
出典・画像について
画像:Agnolo Bronzino《十字架降下(ブザンソン)》/十字架降下(ブザンソン) — Agnolo Bronzino / Bronzino / Public Domain Mark 1.0
1543–45年のブザンソンの初代祭壇画。後の礼拝堂版とは区別。 取得した画像の全範囲を保持し、追加の切り出し・色補正・拡大補間なし。縮小派生も同じ全範囲を保持します。 表示では作品・額の外側の撮影背景だけを輪郭に沿って透過しています。原画像の画素・色・全場面・修復の補填は保持しています。
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