1531〜1532年
28歳頃(概算)

グイドバルド・デッラ・ローヴェレの肖像

画家 ブロンズィーノ →
Ritratto di Guidobaldo della Rovere / パラティーナ美術館、ピッティ宮、フィレンツェ
片手には兜、もう片方には犬。若い君主の姿を、顔と同じくらい丁寧に描かれた持ち物が支えています。

何が描かれているか

ウルビーノの支配者となるグイドバルド・デッラ・ローヴェレです。黒い衣には金色の線が細かく走り、腰のあたりには赤い布がのぞきます。手前には大きな犬が座り、青年はその背に手を置いています。

作品の見どころ

顔の周囲は静かでも、衣の切れ目と金の線は折れ曲がりながら広がっています。下の丸い兜、犬の長い鼻、伸びた指へと目を動かすと、重い物や生き物に触れる手が、人物の姿勢を安定させていることに気づきます。

制作背景

1531〜1532年、ブロンズィーノがペーザロの宮廷に関わった時期の肖像です。フィレンツェのメディチ家のために働く以前から、若い権力者の姿を整える仕事を経験していました。後の甲冑姿のコジモ1世につながる一枚です。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・板
所蔵
パラティーナ美術館、ピッティ宮、フィレンツェ
目録番号
Palatina 149

出典・画像について

画像:Agnolo Bronzino《グイドバルド・デッラ・ローヴェレの肖像》/グイドバルド・デッラ・ローヴェレの肖像 — Agnolo Bronzino / Bronzino / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
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