グイドバルド・デッラ・ローヴェレの肖像
画家 ブロンズィーノ →Ritratto di Guidobaldo della Rovere / パラティーナ美術館、ピッティ宮、フィレンツェ
片手には兜、もう片方には犬。若い君主の姿を、顔と同じくらい丁寧に描かれた持ち物が支えています。
何が描かれているか
ウルビーノの支配者となるグイドバルド・デッラ・ローヴェレです。黒い衣には金色の線が細かく走り、腰のあたりには赤い布がのぞきます。手前には大きな犬が座り、青年はその背に手を置いています。
作品の見どころ
顔の周囲は静かでも、衣の切れ目と金の線は折れ曲がりながら広がっています。下の丸い兜、犬の長い鼻、伸びた指へと目を動かすと、重い物や生き物に触れる手が、人物の姿勢を安定させていることに気づきます。
制作背景
1531〜1532年、ブロンズィーノがペーザロの宮廷に関わった時期の肖像です。フィレンツェのメディチ家のために働く以前から、若い権力者の姿を整える仕事を経験していました。後の甲冑姿のコジモ1世につながる一枚です。
出典・画像について
画像:Agnolo Bronzino《グイドバルド・デッラ・ローヴェレの肖像》/グイドバルド・デッラ・ローヴェレの肖像 — Agnolo Bronzino / Bronzino / Public Domain Mark 1.0
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