1527〜1528年頃
24歳頃(概算)

聖家族

画家 ブロンズィーノ →
The Holy Family / ナショナル・ギャラリー・オブ・アート、ワシントン
幼子おさなごは母の膝の上で、ゆったり横になっています。ところが、周囲の人の顔と視線は、狭い場所で複雑に交わっています。

何が描かれているか

聖母マリアの前に幼子キリストが横たわり、右下から幼い洗礼者せんれいしゃヨハネが顔を出しています。左には年長の女性、右上には杖を持つヨセフ。誰もが同じ方向を向かず、近い距離でそれぞれの相手を見ています。

作品の見どころ

まず、マリアの頭に巻かれた緑の布から、子どもたちの髪や頬へ目を移してみてください。肌の明るさと、赤や緑の衣が近づいています。人々を大きく手前へ寄せた構成に、師ポントルモに通じる色と身体の扱いが見えてきます。

制作背景

1527〜1528年頃の初期作です。かつてはポントルモの作品とも考えられました。後の宮廷肖像の整った姿と比べると、人の顔を重ね、視線を交差させる若い画家の出発点を確かめられます。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・板
所蔵
ナショナル・ギャラリー・オブ・アート、ワシントン
目録番号
1939.1.387

出典・画像について

画像:Agnolo Bronzino《聖家族》/聖家族 — Agnolo Bronzino / Agnolo Bronzino / CC0 1.0
画像の出典 / CC0 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
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