1572年
69歳頃(概算)

ヤイロの娘の蘇生

画家 ブロンズィーノ →
Resurrezione della figlia di Giairo / サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂、ガッディ礼拝堂、フィレンツェ
幼い少女の手へ、多くの視線が集まります。長い生涯の終わりにも、画家は人々の身ぶりで物語を結んでいます。

何が描かれているか

キリストがヤイロの娘を生き返らせる場面です。少女は椅子に身を起こし、花を飾った頭をキリストの方へ向けています。周囲の手や顔が中央へ集まり、これから起こることを見守るように重なっています。

作品の見どころ

手の伸びる方向を一つずつ追ってみてください。大きな身体を密に並べながら、顔と指先には隙間を作っています。上の空間にも人物が置かれ、少女を囲む出来事が、縦に大きく広がる構成になっています。

制作背景

1572年、ブロンズィーノの最晩年の仕事です。文化財記録では助手の関与も含めて扱われています。礼拝堂の現在の建築は作品の注文より後に整えられました。画家が完成後の部屋をそのまま見たとは限らない、絵と建物の時間の違いも残る祭壇画さいだんがです。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい
所蔵
サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂、ガッディ礼拝堂、フィレンツェ
目録番号
ICCD 0900285814
作者
ブロンズィーノ(助手の関与を含む)

出典・画像について

画像:Agnolo Bronzino(助手の関与を含む)《ヤイロの娘の蘇生》/ヤイロの娘の蘇生 — Agnolo Bronzino(助手の関与を含む) / Bronzino / CC BY 3.0
画像の出典 / CC BY 3.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
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