ヤイロの娘の蘇生
画家 ブロンズィーノ →Resurrezione della figlia di Giairo / サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂、ガッディ礼拝堂、フィレンツェ
幼い少女の手へ、多くの視線が集まります。長い生涯の終わりにも、画家は人々の身ぶりで物語を結んでいます。
何が描かれているか
キリストがヤイロの娘を生き返らせる場面です。少女は椅子に身を起こし、花を飾った頭をキリストの方へ向けています。周囲の手や顔が中央へ集まり、これから起こることを見守るように重なっています。
作品の見どころ
手の伸びる方向を一つずつ追ってみてください。大きな身体を密に並べながら、顔と指先には隙間を作っています。上の空間にも人物が置かれ、少女を囲む出来事が、縦に大きく広がる構成になっています。
制作背景
1572年、ブロンズィーノの最晩年の仕事です。文化財記録では助手の関与も含めて扱われています。礼拝堂の現在の建築は作品の注文より後に整えられました。画家が完成後の部屋をそのまま見たとは限らない、絵と建物の時間の違いも残る祭壇画です。
作品情報
所蔵
サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂、ガッディ礼拝堂、フィレンツェ
出典・画像について
画像:Agnolo Bronzino(助手の関与を含む)《ヤイロの娘の蘇生》/ヤイロの娘の蘇生 — Agnolo Bronzino(助手の関与を含む) / Bronzino / CC BY 3.0
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