ポティファルの妻から逃れるヨセフ
画家 ブロンズィーノ →Giuseppe fugge dalla moglie di Putifarre / フィレンツェのタピスリーコレクション(パラッツォ・ヴェッキオのために制作)
これは、筆で塗った絵ではなく織物です。画家が考えた身ぶりや布の揺れが、別の職人たちの手で糸へ置き換えられています。
何が描かれているか
旧約聖書のヨセフが、主人ポティファルの妻の誘いを退ける場面です。寝台の女性はヨセフの衣をつかもうとし、彼は腕を上げて外へ逃れます。中央の場面の周りにも、人物や果実、紋章がびっしりと並びます。
作品の見どころ
近くで見ると、床の模様も、赤い衣のひだも糸で作られています。人物だけを追った後に外周の装飾へ目を移すと、物語が豪華な縁取りに包まれていることが分かります。高さ5メートルを超える大きさも、宮殿の壁を飾る織物ならではです。
制作背景
1549年に織られたヨセフ連作の一枚で、ブロンズィーノが意匠を、ニコラ・カルケルが織りを担いました。下絵や縁取りにも協力者がいます。画家一人が糸まで織った作品として扱わず、宮廷の大きな仕事を支えた共同制作として見てみてください。
作品情報
所蔵
フィレンツェのタピスリーコレクション(パラッツォ・ヴェッキオのために制作)
制作
ブロンズィーノ(意匠)、ニコラ・カルケル(織り)。下絵・縁取りに協力者。
出典・画像について
画像:Agnolo Bronzino(意匠)/Nicolas Karcher(織り)《ポティファルの妻から逃れるヨセフ》/ポティファルの妻から逃れるヨセフ — Agnolo Bronzino(意匠)/Nicolas Karcher(織り) /
Agnolo Bronzino / CC BY-SA 4.0
ブロンズィーノが意匠を、ニコラ・カルケルが織りを担当。縁取りを含む織物全景。下絵・縁取りにも協力者。 取得した画像の全範囲を保持し、追加の切り出し・色補正・拡大補間なし。縮小派生も同じ全範囲を保持します。 表示では作品・額の外側の撮影背景だけを輪郭に沿って透過しています。原画像の画素・色・全場面・修復の補填は保持しています。輪郭を適用した派生表示にも元画像と同じCC BY-SA条件を適用します。
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