赤い服の女性の肖像
画家 ブロンズィーノ →Portrait of a Lady in Red / シュテーデル美術館、フランクフルト
小さな犬の毛は柔らかそうなのに、その下の袖はつやつやしています。赤い衣だけで終わらない、手触りの違いを楽しめる肖像です。
何が描かれているか
赤いドレスの女性が、小型犬を片腕に乗せています。白い襟元、黒く光る袖、金の鎖が、それぞれ別の質感で描かれています。女性は静かにこちらを見ていますが、犬は少し違う方へ顔を向けています。
作品の見どころ
手前を横切る椅子の肘掛けにも注目してみてください。金の飾りを挟んで、こちらの空間と女性のいる場所が分かれます。近くで細部を見たい気持ちと、少し距離を置いて向き合う感じが、同じ肖像の中にあります。
制作背景
1533年頃の作で、現在はブロンズィーノの作品とされています。モデルをフランチェスカ・サルヴィアーティとする説もありますが、確定していません。名前を決めつけずに、衣や家具が人物の印象を作る仕方を見てみてください。
出典・画像について
画像:Agnolo Bronzino《赤い服の女性の肖像》/赤い服の女性の肖像 — Agnolo Bronzino / Bronzino / Public Domain Mark 1.0
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