ラウラ・バッティフェッリの肖像
画家 ブロンズィーノ →Ritratto di Laura Battiferri / パラッツォ・ヴェッキオ、レーザー・コレクション、フィレンツェ
持っている本は、自分の詩集ではありません。詩人の肖像に添えられた別の詩人の言葉から、交流の世界が広がります。
何が描かれているか
詩人ラウラ・バッティフェッリです。顔を横に向け、黒い衣を着て、開いた本に指を添えています。本に書かれているのは、ペトラルカのソネットです。横顔の輪郭と、長く伸びた指が、静かな姿を印象づけます。
作品の見どころ
顔から本へ目を移し、文字の並ぶ小さな面を見てみてください。黒い衣の広い部分に対して、紙と肌だけが明るく浮かびます。宝石や豪華な布を前に出す肖像とは違い、読む言葉と、それを示す手が人物の中心になっています。
制作背景
1555〜1560年頃の作品です。ブロンズィーノとバッティフェッリは詩のやり取りをした仲でもありました。絵を描く人と描かれる人が、言葉でも交流していた。そう知ると、この本は教養を示す飾り以上に、二人のつながりを考える入口になります。
作品情報
所蔵
パラッツォ・ヴェッキオ、レーザー・コレクション、フィレンツェ
目録番号
MCF-LOE 1933-17 / ICCD 0900293008
出典・画像について
画像:Agnolo Bronzino《ラウラ・バッティフェッリの肖像》/ラウラ・バッティフェッリの肖像 — Agnolo Bronzino / Bronzino / Public Domain Mark 1.0
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