1541〜1545年
40歳頃(概算)

ルクレツィア・パンチャティキの肖像

画家 ブロンズィーノ →
Ritratto di Lucrezia Panciatichi / ウフィツィ美術館、フィレンツェ
金の鎖をよく見ると、小さな言葉が入っています。宝石や布の美しさの中に、読めるメッセージが潜んでいます。

何が描かれているか

バルトロメオ・パンチャティキの妻ルクレツィアです。赤いドレスの袖そでは大きくふくらみ、その下の黒い布には細い光が走ります。膝の祈祷書に置いた手と、暗い肘掛けに添えた手が、左右で違う明るさを見せています。

作品の見どころ

首の鎖には、フランス語で「愛は果てしなく続く」という意味の言葉があります。夫婦の愛とも、神への愛とも読まれています。祈祷書が一緒に描かれているため、飾りを眺める楽しみと、信仰の手がかりを読む楽しみが重なります。

制作背景

1541〜1545年、夫の肖像と組みになる作品です。パンチャティキ夫妻は宗教改革に関わる思想にも関心を持ちました。ただ、そこから女性の内心を決めつけるより、本や言葉をどのように自分の姿へ添えたのか、目に見える手がかりから考えてみてください。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・板
所蔵
ウフィツィ美術館、フィレンツェ
目録番号
1890 n.736

出典・画像について

画像:Agnolo Bronzino《ルクレツィア・パンチャティキの肖像》/ルクレツィア・パンチャティキの肖像 — Agnolo Bronzino / Bronzino / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
取得した画像の全範囲を保持し、追加の切り出し・色補正・拡大補間なし。縮小派生も同じ全範囲を保持します。
間違いを見つけたら、教えてください →

実物を見に行く

まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →
展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。