園丁姿のキリストと三人のマリア(ノリ・メ・タンゲレ)
画家 ブロンズィーノ →Le Christ en jardinier apparaît aux trois Marie ou Noli me tangere / ルーヴル美術館、パリ
手を伸ばす人と、少し身を引く人。身体は近くにあるのに、二人の間には触れられない距離があります。
何が描かれているか
復活したキリストが、園丁の姿でマリア・マグダレーナの前に現れる場面です。マリアはひざまずいて手を伸ばしますが、キリストは身体を離すように動きます。「ノリ・メ・タンゲレ」は「私に触れるな」という言葉で知られる主題です。
作品の見どころ
斜めに伸びる腕と、身体に巻きつく布の流れを見てみてください。人々は左右に分かれながら、手と視線でつながっています。後ろの二人の女性も加わることで、二人だけの出会いが、見守られる出来事として広がっています。
制作背景
1560〜1561年の作で、もとはフィレンツェのサント・スピリト聖堂にありました。1812年のナポレオンによる接収を経て、1814年にルーヴルへ入っています。同じ主題でブロンズィーノが早い時期に描いた別の作品とは区別して、晩年へ向かう大きな宗教画として見ています。
出典・画像について
画像:Agnolo Bronzino《園丁姿のキリストと三人のマリア(ノリ・メ・タンゲレ)》/園丁姿のキリストと三人のマリア(ノリ・メ・タンゲレ) — Agnolo Bronzino / Bronzino / Public Domain Mark 1.0
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