1560〜1561年
58歳頃(概算)

園丁姿のキリストと三人のマリア(ノリ・メ・タンゲレ)

画家 ブロンズィーノ →
Le Christ en jardinier apparaît aux trois Marie ou Noli me tangere / ルーヴル美術館、パリ
手を伸ばす人と、少し身を引く人。身体は近くにあるのに、二人の間には触れられない距離があります。

何が描かれているか

復活したキリストが、園丁の姿でマリア・マグダレーナの前に現れる場面です。マリアはひざまずいて手を伸ばしますが、キリストは身体を離すように動きます。「ノリ・メ・タンゲレ」は「私に触れるな」という言葉で知られる主題です。

作品の見どころ

斜めに伸びる腕と、身体に巻きつく布の流れを見てみてください。人々は左右に分かれながら、手と視線でつながっています。後ろの二人の女性も加わることで、二人だけの出会いが、見守られる出来事として広がっています。

制作背景

1560〜1561年の作で、もとはフィレンツェのサント・スピリト聖堂にありました。1812年のナポレオンによる接収を経て、1814年にルーヴルへ入っています。同じ主題でブロンズィーノが早い時期に描いた別の作品とは区別して、晩年へ向かう大きな宗教画として見ています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・板
所蔵
ルーヴル美術館、パリ
目録番号
INV 130 ; MR 79

出典・画像について

画像:Agnolo Bronzino《園丁姿のキリストと三人のマリア(ノリ・メ・タンゲレ)》/園丁姿のキリストと三人のマリア(ノリ・メ・タンゲレ) — Agnolo Bronzino / Bronzino / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
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