1529〜1530年
26歳頃(概算)

ピュグマリオンとガラテア

画家 ブロンズィーノ →
Pigmalione e Galatea / ウフィツィ美術館、フィレンツェ
石の像だった女性が、生きた身体へ変わる。彫刻家の願いを描く絵で、ブロンズィーノは肌をどう見せたのでしょう。

何が描かれているか

古代の詩人オウィディウスが語る、彫刻家ピュグマリオンの物語です。自分が作った女性像を愛した男の願いが届き、像に命が与えられます。右でひざまずく男の前に、ガラテアが立っています。

作品の見どころ

二人の間の祭壇では、大きな炎が上がっています。炎のそばの柔らかな肌と、足元の硬い石を見比べてみてください。絵には一つの表面しかないのに、触れた時の違いまで想像させます。背後の小さな風景も、人物の近さを際立たせています。

制作背景

1529〜1530年の作で、ブロンズィーノの早い時期の神話画です。後の《ヴィーナスとキューピッドの寓意》と並べると、古代の物語を使いながら、身体や視線の組み合わせをより込み入ったものへ変えていく様子を辿れます。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・板
所蔵
ウフィツィ美術館、フィレンツェ
目録番号
1890 n.9933

出典・画像について

画像:Agnolo Bronzino《ピュグマリオンとガラテア》/ピュグマリオンとガラテア — Agnolo Bronzino / Sailko / CC BY 3.0
画像の出典 / CC BY 3.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
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