青年の肖像(メトロポリタン美術館)
画家 ブロンズィーノ →Portrait of a Young Man / メトロポリタン美術館、ニューヨーク
本のページを指で押さえた青年。そのすぐ下の家具にも、もう一つ、妙な顔が隠れています。
何が描かれているか
黒い服の青年が、読む手を止めたように立っています。一方の手は本に指を挟み、もう片方は腰に置かれています。モデルの名前は分かっていませんが、本は文芸に親しむ人物であることをうかがわせます。
作品の見どころ
机の端と椅子の背に、人の顔のような彫刻を探してみてください。表情を抑えた青年の周りで、家具の顔だけが少しおどけて見えます。輪郭のはっきりした手と黒い衣も、飾りの曲線に囲まれると、違った表情を帯びてきます。
制作背景
1530年代の作品です。ブロンズィーノ自身も詩を書き、文学に関わる人々と交流しました。所蔵館はモデルもそうした仲間だった可能性を挙げています。本に何が書かれているかまでは確定していないため、特定の詩集とは呼んでいません。
出典・画像について
画像:Agnolo Bronzino《青年の肖像(メトロポリタン美術館)》/青年の肖像(メトロポリタン美術館) — Agnolo Bronzino / Bronzino / Public Domain Mark 1.0
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