漕ぎ手のすぐ向かいに座っているような距離です。立派な帽子はかぶったまま、袖をまくった男が、こちらの舟を進めています。
何が描かれているか
高い帽子をかぶった男性が、シャツの袖をまくり、オールを握っています。誰をモデルにしたかは、確定していません。川岸の遠い人物ではなく、同じ舟に乗り合わせた相手のように描かれています。
作品の見どころ
木の縁が左右から手前へ近づき、男の膝も大きく見えます。こちらが座る場所まで絵の中に用意されたようです。顔を眺めるだけでなく、舟の揺れや、人が力を入れて漕ぐ動作まで想像したくなります。
制作背景
1877〜78年頃の作品で、1879年の印象派展に出品されました。長く個人蔵でしたが、2022年にオルセー美術館が取得しています。岸から眺める《小舟》と比べると、水上へ見る人を連れ出す視点がいっそうよく分かります。
出典・画像について
画像:Gustave Caillebotte《舟遊び》/舟遊び — Gustave Caillebotte; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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