立っている男の後ろで、鏡の中にもカフェが続きます。くつろぐ場所を描いた絵なのに、人と空間の位置が少し落ち着かなく感じられます。
何が描かれているか
カフェの中に、両手をポケットへ入れた男性が立っています。背後には赤い座席と鏡があり、ほかの客の姿も見えます。男は席に座らず、こちらの近くに、ほぼ全身を見せています。
作品の見どころ
鏡の中にも人と家具が続くため、壁がどこにあるのか一瞬迷います。男の暗い上着、灰色のズボン、赤い座席が縦長の絵の中で重なります。表情を孤独や不機嫌と決めず、まず立ち方や周囲との距離を眺めてみてください。
制作背景
1880年の油彩画で、オルセー美術館の所蔵、ルーアン美術館への寄託作品です。同じ主題の素描もありますが、ここに掲載するのは完成した油彩画です。街路の通行人とは違う、都市の室内にいる男性の姿が描かれています。
出典・画像について
画像:Gustave Caillebotte《カフェにて》/カフェにて — Gustave Caillebotte; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
採用した配布画像を比例縮小して使用。拡大や色補正はしていません。
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