画家の後ろに、ルノワールの有名な絵が見えます。自分を描く一枚に、絵を描く人としての姿と、仲間の絵を集めた人としての姿が重なっています。
何が描かれているか
黒い服の画家がパレットを持ち、イーゼルに向かっています。仕事中の姿を描いた自画像です。背後の壁には、彼が所蔵したルノワールの《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》が描き込まれています。
作品の見どころ
大きな絵を背景にしても、自分の顔だけを正面中央に置いてはいません。体を横へ向け、片腕を伸ばし、仕事の途中でこちらを見ています。手元と背後の作品を行き来すると、制作と収集が一つの部屋で結びつきます。
制作背景
1879年に制作し、同年の印象派展に出品しました。オルセー美術館は2026年、新たな取得作品として紹介しています。仲間の絵を買い、活動を支えたカイユボットを知るうえでも、大切な一枚です。
出典・画像について
画像:Gustave Caillebotte《イーゼルに向かう自画像》/イーゼルに向かう自画像 — Gustave Caillebotte; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
採用した配布画像を比例縮小して使用。拡大や色補正はしていません。
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