1879年
31歳頃

イーゼルに向かう自画像

画家 ギュスターヴ・カイユボット →
Autoportrait au chevalet / オルセー美術館(パリ)
画家の後ろに、ルノワールの有名な絵が見えます。自分を描く一枚に、絵を描く人としての姿と、仲間の絵を集めた人としての姿が重なっています。

何が描かれているか

黒い服の画家がパレットを持ち、イーゼルに向かっています。仕事中の姿を描いた自画像です。背後の壁には、彼が所蔵したルノワールの《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》が描き込まれています。

作品の見どころ

大きな絵を背景にしても、自分の顔だけを正面中央に置いてはいません。体を横へ向け、片腕を伸ばし、仕事の途中でこちらを見ています。手元と背後の作品を行き来すると、制作と収集が一つの部屋で結びつきます。

制作背景

1879年に制作し、同年の印象派展に出品しました。オルセー美術館は2026年、新たな取得作品として紹介しています。仲間の絵を買い、活動を支えたカイユボットを知るうえでも、大切な一枚です。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
オルセー美術館(パリ)

出典・画像について

画像:Gustave Caillebotte《イーゼルに向かう自画像》/イーゼルに向かう自画像 — Gustave Caillebotte; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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