床を磨き上げているのは、上半身をあらわにした三人の職人です。立派な室内の美しさを、その床をつくる人の仕事から見せた絵です。
何が描かれているか
三人の職人が床に膝をつき、木の表面を削っています。窓や壁の装飾は立派ですが、絵の中心にいるのは、この部屋で暮らす人ではなく、手を動かして働く人々です。
作品の見どころ
床板の線が奥の窓へ集まり、職人たちの腕や背中も、その長い線に沿って並びます。光を返す床と、まだ削っていない部分の違いにも注目してみてください。仕事が進む途中の床そのものが、絵に変化を与えています。
制作背景
カイユボットは1876年、第2回印象派展にこの作品を出品しました。1875年のサロンで落選した作品は、この絵だったと考えられています。街の労働を大きく描いたこの一枚は、印象派の仲間として出発する時期の大切な仕事です。
出典・画像について
画像:Gustave Caillebotte《床を削る人々》/床を削る人々 — Gustave Caillebotte; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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