1875年
27歳頃

床を削る人々

画家 ギュスターヴ・カイユボット →
Raboteurs de parquets / オルセー美術館(パリ)
床を磨き上げているのは、上半身をあらわにした三人の職人です。立派な室内の美しさを、その床をつくる人の仕事から見せた絵です。

何が描かれているか

三人の職人が床に膝をつき、木の表面を削っています。窓や壁の装飾は立派ですが、絵の中心にいるのは、この部屋で暮らす人ではなく、手を動かして働く人々です。

作品の見どころ

床板の線が奥の窓へ集まり、職人たちの腕や背中も、その長い線に沿って並びます。光を返す床と、まだ削っていない部分の違いにも注目してみてください。仕事が進む途中の床そのものが、絵に変化を与えています。

制作背景

カイユボットは1876年、第2回印象派展にこの作品を出品しました。1875年のサロンで落選した作品は、この絵だったと考えられています。街の労働を大きく描いたこの一枚は、印象派の仲間として出発する時期の大切な仕事です。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
オルセー美術館(パリ)
目録番号
RF 2718

出典・画像について

画像:Gustave Caillebotte《床を削る人々》/床を削る人々 — Gustave Caillebotte; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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