1881年
33歳頃

ガロ氏の肖像

画家 ギュスターヴ・カイユボット →
Portrait of Mr. G. [Gallo] / ネルソン=アトキンス美術館(カンザスシティ)
黒い服の男と、鮮やかな模様のソファ。顔を見たあとも、目が周囲の模様へ戻っていきます。人と家具が一緒につくる肖像画です。

何が描かれているか

ガロ氏が、模様の多いソファに座っています。黒い服を着て腕を組み、膝には新聞が置かれています。大きな身ぶりをせず、体を深く預けたまま、顔を少し横へ向けています。

作品の見どころ

人物の服は暗くまとまっていますが、ソファには赤や緑の模様が広がります。顔の小さな明るさと、家具の豊かな色が、互いを引き立てています。顔だけを切り離して見るより、座る場所まで含めると人物の存在感が変わります。

制作背景

1881年の作品で、ネルソン=アトキンス美術館に所蔵されています。弟を描いた初期の室内画と比べると、体の向きだけでなく、家具の模様にも大きな役割が与えられています。身近な室内を描く関心が、肖像画にも続いています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ネルソン=アトキンス美術館(カンザスシティ)
目録番号
89-35

出典・画像について

出典:ゲティ美術館 2025年展の作品記録(2026-10-17 確認)
画像:Gustave Caillebotte《ガロ氏の肖像》/ガロ氏の肖像 — Gustave Caillebotte; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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