1878年
30歳頃

オレンジの木

画家 ギュスターヴ・カイユボット →
The Orange Trees / ヒューストン美術館
日陰で読む人と、庭の明るさ。その間に大きなオレンジの木が立っています。何かが起こる前後ではなく、休んでいる時間そのものを描いた絵です。

何が描かれているか

イエールの庭で、弟マルシャルと親族のゾエがくつろいでいます。大きな鉢植えのオレンジの木が日陰をつくり、二人の座る場所と、向こうの明るい庭を分けています。

作品の見どころ

手前の椅子の曲線と、白い鉢の四角い形が目に入ります。その先では、道と花壇が強い日差しを受けています。人の顔を細かく追うより、日陰から日なたへ目を動かすと、この庭にいる感覚が広がります。

制作背景

1878年の作品で、現在はヒューストン美術館に所蔵されています。パリの街路に見せた鋭い遠近感とは違い、家族の庭で過ごす時間を大きく描きました。室内の弟を描いた作品と合わせると、身近な人への関心もたどれます。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ヒューストン美術館
目録番号
98.273

出典・画像について

出典:ヒューストン美術館 作品記録(2026-10-17 確認)
画像:Gustave Caillebotte《オレンジの木》/オレンジの木 — Gustave Caillebotte; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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