パリの立派な通りも、誰かがはしごに上り、塗り直しています。歩く人よりずっと近くに、街を手入れする人の仕事が置かれています。
何が描かれているか
店先の高い場所に、はしごを使ってペンキを塗る職人がいます。足元には別の働き手が立ち、その向こうでは人々が通りを行き交っています。街を眺める絵の中へ、街を維持する仕事が入ってきます。
作品の見どころ
はしごは絵の右側で大きく立ち上がり、建物の列は左奥へ細く伸びます。手前の職人と遠くの通行人では、体の大きさがずいぶん違います。日常の仕事を、通りすがりに間近で目にしたような構図です。
制作背景
《床を削る人々》の二年後、1877年の作品です。職人の仕事への関心が、室内から街路へ広がっています。現在は個人の所蔵で、オルセー美術館に寄託されている作品として記録されています。
出典・画像について
画像:Gustave Caillebotte《建物のペンキ塗り》/建物のペンキ塗り — Gustave Caillebotte; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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