1876年
28歳頃

ピアノを弾く若い男

画家 ギュスターヴ・カイユボット →
Jeune homme au piano / 石橋財団アーティゾン美術館(東京)
ピアノを弾く弟を、すぐそばから横向きに描いています。音を出す手だけでなく、椅子に座る姿や部屋の模様にも、家で過ごす時間が残っています。

何が描かれているか

ピアノを弾いているのは弟マルシャルです。開いた譜面に向かって座り、横顔と両手を見せています。大勢の前で演奏する舞台ではなく、暮らしの中で音楽を楽しむ部屋が描かれています。

作品の見どころ

黒いピアノは絵の右側へ大きく広がり、窓辺の明るい布と対照をつくります。花模様の壁紙や椅子まで目を移すと、一人の演奏者だけでなく、彼のいる室内全体に包まれるようです。

制作背景

1876年の第2回印象派展に出した初期の作品で、現在は東京のアーティゾン美術館に所蔵されています。同じ年の《窓辺の若い男》と比べると、家族を背中と横顔で描き分けた、画家の距離の取り方が見えてきます。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
石橋財団アーティゾン美術館(東京)

出典・画像について

画像:Gustave Caillebotte《ピアノを弾く若い男》/ピアノを弾く若い男 — Gustave Caillebotte; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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