傘を差した二人が、すぐ目の前ですれ違いそうです。雨粒を細かく描かなくても、傘と濡れた石畳だけで、パリの天気が伝わってきます。
何が描かれているか
傘を差した男女がこちらへ近づき、その右側では別の通行人の体が途中で切れています。奥には傘を持つ小さな人々が散らばり、広い交差点のあちこちで、別々の移動が続いています。
作品の見どころ
近くの二人は大きく、遠くの人は驚くほど小さく描かれています。街灯を境に、空いた道と人の近さが並びます。濡れた石畳の明るい反射をたどると、雨粒が見えなくても、しめった空気を感じられます。
制作背景
1877年の作品で、現在はシカゴ美術館に所蔵されています。パリの新しい街路を、人が歩く高さから大きく描いた代表作です。人物が端で切れる構図は、目の前の街が絵の外へも続いているように感じさせます。
出典・画像について
画像:Gustave Caillebotte《パリの通り、雨》/パリの通り、雨 — Gustave Caillebotte; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
採用した配布画像を比例縮小して使用。拡大や色補正はしていません。
間違いを見つけたら、教えてください →実物を見に行く
まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。