1878年
30歳頃

屋根の眺め、雪の効果

画家 ギュスターヴ・カイユボット →
Vue de toits (Effet de neige) / オルセー美術館(パリ)
雪が積もると、いつもの屋根は白い形の集まりになります。人でにぎわうパリから少し離れ、高い場所で静かに見渡した冬の都市です。

何が描かれているか

高い場所から、雪に覆われたパリの屋根を眺めています。通りの人々は見えず、煙突、窓、傾かしいた屋根が重なっています。都市を描いていても、傘を差して歩く人の絵とは、ずいぶん静かな眺めです。

作品の見どころ

白い雪は屋根の面を分かりやすくし、暗い窓や煙突を際立たせます。白一色ではなく、青灰色や茶色が細かく混ざっています。建物を一軒ずつ数えるより、白い形のつながりを追うと、冬の街の奥行きが見えてきます。

制作背景

1878年に描き、翌年の印象派展に出品した作品です。写真を直接の手本にしたかどうかは、はっきりしていません。高い窓から身近な街を見るという題材が、雪によって別の表情を見せています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
オルセー美術館(パリ)
目録番号
RF 876

出典・画像について

画像:Gustave Caillebotte《屋根の眺め、雪の効果》/屋根の眺め、雪の効果 — Gustave Caillebotte; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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