1892年頃
44歳頃

自画像

画家 ギュスターヴ・カイユボット →
Portrait de l’artiste / オルセー美術館(パリ)
筆もパレットも見えず、顔だけがこちらを振り返ります。晩年の自画像は、画家を説明する道具より、短い髪やひげ、まなざしを近くに感じさせます。

何が描かれているか

1892年頃に描かれた本人の自画像です。黒い上着を着て体を横へ向け、顔だけをこちらへ戻しています。髪は短く灰色が混じり、口元とあごにはひげがあります。

作品の見どころ

淡い灰紫色の背景に、顔と上着が大きく置かれています。絵を描く道具も、部屋の家具も見えません。頬の明るさと、眉の下の目を見ていると、一人の人と短く目が合ったように感じられます。

制作背景

《イーゼルに向かう自画像》から十年以上後の作品です。以前は仕事場と仲間の絵を背景に描きましたが、ここでは周囲の説明がほとんど消えています。二枚を並べると、顔立ちだけでなく、自分を見せる方法の違いもたどれます。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
オルセー美術館(パリ)

出典・画像について

画像:Gustave Caillebotte《自画像》/自画像 — Gustave Caillebotte; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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