1730年代後半
40代初め頃

ドゥカーレ宮殿とスキアヴォーニ河岸

画家 カナレット →
Venice: The Doge’s Palace and the Riva degli Schiavoni / ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
宮殿の前にも、船乗りや荷物を運ぶ人の場所があります。大きな建築と、ぎっしり並んだ舟を眺めると、ヴェネツィアが港町だったことが伝わってきます。

何が描かれているか

左にはドゥカーレ宮殿の長い壁とアーチが続き、右には帆柱を立てた舟が密集しています。その間の河岸を、さまざまな服装の人が歩いています。遠くの建物まで続く細い道が、人と舟の間を縫うように伸びています。

作品の見どころ

宮殿のアーチは整った間隔で並び、舟の帆柱や綱は不ぞろいな角度で立っています。二つの違う線の集まりを見比べると、石の建物の重さと、働く港の込み合った様子がそれぞれに感じられます。

制作背景

ドゥカーレ宮殿はヴェネツィアの元首の宮殿です。その前を、画家は特別な祭りの場面だけでなく、人や物が行き交う日常の河岸としても描きました。《昇天祭のサン・マルコ湾》に登場する同じ宮殿と比べると、街の晴れの日と普段の日の表情が変わります。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい、カンヴァス
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
目録番号
NG940

出典・画像について

画像:Giovanni Antonio Canal (Canaletto)《ドゥカーレ宮殿とスキアヴォーニ河岸》/ドゥカーレ宮殿とスキアヴォーニ河岸 — Canaletto; Photo: Sailko / CC BY 3.0(写真)
画像の出典 / CC BY 3.0(写真) / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
周囲の額縁・撮影用の余白のみを除いています。作品の描かれた範囲を保持し、色補正はしていません。
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