1723〜1724年頃
26〜27歳頃

サン・マルコ広場

画家 カナレット →
The Piazza San Marco in Venice / ティッセン=ボルネミッサ国立美術館(マドリード)
サン・マルコ広場の奥へ、建物の列が吸い込まれるように続きます。壮大な眺めの足元には、まだ舗装のそろわない広場と、小さな人々の暮らしが見えます。

何が描かれているか

正面にサン・マルコ聖堂、その右に高い鐘楼が立っています。広場を囲む長い建物にはアーチが重なり、手前では人々が歩いたり立ち話をしたりしています。大きな建築の間に置かれた小さな姿が、広場の広さを教えてくれます。

作品の見どころ

左右の建物の軒や、地面の線を奥へたどってみてください。聖堂に近づくほど線は密になり、目の前から遠くまで歩いていけそうです。右側の深い影と、日を受けた左側の壁の明るさにも、はっきりした違いがあります。

制作背景

当時の広場では舗装の整備が進んでいました。美術館の技術調査は、建物に二つの消失点が使われていることも示しています。一つの場所から見えた通りに写すだけでなく、広場の奥行きを伝えるために眺めを組み立てた初期の作品です。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい、カンヴァス
所蔵
ティッセン=ボルネミッサ国立美術館(マドリード)
目録番号
75(1956.1)

出典・画像について

画像:Giovanni Antonio Canal (Canaletto)《サン・マルコ広場》/サン・マルコ広場 — Canaletto; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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