1730年代
30〜40代頃

リアルト橋を望む大運河

画家 カナレット →
The Grand Canal, Venice, Looking South toward the Rialto Bridge / メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
リアルト橋は、運河のずっと奥に小さく見えています。そこへ向かう舟の間を目で進むと、水辺に並ぶ宮殿の姿が少しずつ変わっていきます。

何が描かれているか

大運河の両岸に宮殿が並び、奥にリアルト橋の白いアーチが見えます。手前のゴンドラは大きく、遠くの舟は細い点のようです。舟に乗って橋へ近づいていくような、高低差の少ない眺めになっています。

作品の見どころ

水面には建物の色が細かく揺れ、縦に長い窓や壁の線と、横に動く舟の形が重なります。橋だけを探していた目を手前へ戻すと、運河そのものが人を運ぶ道だったことに気づきます。

制作背景

この絵は同じ大きさの都市景観20点の一つで、注文主は収集家ジョゼフ・スミスだったと考えられています。美術館は、画家が建物の見え方を調整していることも説明しています。場所を見分けられる細かさと、見渡しやすい眺めをつくる工夫が、いっしょに働いています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい、カンヴァス
所蔵
メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
目録番号
2019.141.2

出典・画像について

画像:Giovanni Antonio Canal (Canaletto)《リアルト橋を望む大運河》/リアルト橋を望む大運河 — Canaletto; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
周囲の額縁・撮影用の余白のみを除いています。作品の描かれた範囲を保持し、色補正はしていません。
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