聖ロクスの祝祭
画家 カナレット →Venice: The Feast Day of Saint Roch / ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
祭りの日、建物の壁にまで絵が並んでいます。人々の服や行列を見るうちに、この絵の中で開かれている、もう一つの絵の展示にも気づきます。
何が描かれているか
サン・ロッコの祝祭に集まった人々が、広場を埋めています。正面に大きく立つのはサン・ロッコ大同信会館で、右に教会があります。手前では色とりどりの服を着た人々の背中が重なり、奥へ続く行列を取り囲んでいます。
作品の見どころ
建物の下の階に目を移すと、壁に四角い絵がいくつも掛かっています。人物を追っていた目が、いつのまにか絵を見る目にもなる仕掛けです。白や赤の服が小さく光り、人の多さの中でも一人ひとりの姿を見分けられます。
制作背景
聖ロクスを記念する8月16日の祝日には、ヴェネツィアの元首も礼拝に訪れました。美術館によれば、祭りに合わせて画家たちが同信会館の外壁に作品を展示していました。街の宗教行事と、絵を見せ、見てもらう機会が結びついた風景です。
出典・画像について
画像:Giovanni Antonio Canal (Canaletto)《聖ロクスの祝祭》/聖ロクスの祝祭 — Canaletto; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
全景を使用。比例縮小のみで、追加の切り抜き・色補正はしていません。
間違いを見つけたら、教えてください →実物を見に行く
まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。