1723〜1724年頃
26〜27歳頃

サン・ヴィオから見た大運河

画家 カナレット →
The Grand Canal from San Vio, Venice / ティッセン=ボルネミッサ国立美術館(マドリード)
運河の両岸を見渡すと、宮殿の壁や舟の上にも人の姿があります。水の都を支える日常が、見晴らしのよい風景のあちこちに紛れています。

何が描かれているか

サン・ヴィオ地区から見たヴェネツィアの大運河です。両岸に建物が並び、右手前にはバルバリーゴ宮殿が大きく迫っています。水上には細長いゴンドラと、背の高い帆柱を立てた舟が行き交っています。

作品の見どころ

手前の舟とその影は暗く、向こうの水面は淡い緑色に開けています。この明暗の間を、小さな舟が横切ります。建物を大きく見せる近い眺めと、遠くまで抜けていく水路の眺めを、一度に楽しめる構図こうずです。

制作背景

美術館の解説は、窓辺の女性や煙突掃除の人物にも目を向けています。名所を描いた絵の中に、家の中や屋根の上で過ごす人までいるのです。同時期の《サン・マルコ広場》と見比べると、街を陸から見るときと、水の上から見るときの違いも感じられます。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい、カンヴァス
所蔵
ティッセン=ボルネミッサ国立美術館(マドリード)
目録番号
76(1958.8)

出典・画像について

画像:Giovanni Antonio Canal (Canaletto)《サン・ヴィオから見た大運河》/サン・ヴィオから見た大運河 — Canaletto; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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