サン・シメオーネ・ピッコロ聖堂のある大運河
画家 カナレット →Venice: The Grand Canal with S. Simeone Piccolo / ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
大きな丸屋根の前で、舟同士がすれ違います。落ち着いた建物の眺めをよく見ると、水の上には、網を扱う人やぶつかりそうな舟まで描かれています。
何が描かれているか
左の大きな丸屋根は、サン・シメオーネ・ピッコロ聖堂です。両岸の建物の間に大運河が伸び、その手前を何艘ものゴンドラや小舟が横切っています。中央には漁の網を扱う人々もいます。
作品の見どころ
建物の垂直な線を追ったあと、水面の舟に目を戻してみてください。舟はさまざまな角度を向き、二人の女性が乗る舟は隣の舟に近づいています。広々とした運河の中にも、互いの動きを見ながら進む細かなやり取りがあります。
制作背景
聖堂は1738年4月に開堂しました。美術館は、絵がその後に描かれたと考え、制作年を1740年頃としています。新しい聖堂を街の目印にしながら、その前をいつも通りに行き来する人々も残した風景です。
出典・画像について
画像:Giovanni Antonio Canal (Canaletto)《サン・シメオーネ・ピッコロ聖堂のある大運河》/サン・シメオーネ・ピッコロ聖堂のある大運河 — Canaletto; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
全景を使用。比例縮小のみで、追加の切り抜き・色補正はしていません。
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