ウォリック城の南側
画家 カナレット →The South Façade of Warwick Castle / ティッセン=ボルネミッサ国立美術館(マドリード)
イギリスの城の足元に、ヴェネツィアを思わせる舟が浮かんでいます。意外な取り合わせに見えますが、美術館は当時の城の記録にも目を向けています。
何が描かれているか
エイヴォン川沿いのウォリック城を、南側から見た作品です。岩の斜面の上に、長い壁や塔が連なっています。手前の岸や水辺には小さな人影があり、川には細長い舟が浮かんでいます。
作品の見どころ
手前の人物から斜面を見上げると、城の高さがよく分かります。塔や壁は大きくても、窓や石積みは細かく描かれています。人の背丈を手がかりにすると、城が風景の中でどれほど大きいかを実感できます。
制作背景
この絵は城主フランシス・グレヴィルの注文で制作されました。美術館の解説によれば、城の財産目録には遊覧用のゴンドラも記されています。水上の舟を、画家が故郷のものを勝手に持ち込んだと決めつけずに見られる、興味深い手がかりです。
作品情報
所蔵
ティッセン=ボルネミッサ国立美術館(マドリード)
出典・画像について
画像:Giovanni Antonio Canal (Canaletto)《ウォリック城の南側》/ウォリック城の南側 — Canaletto; Photo: Daderot / CC0 1.0(写真)
全景を使用。比例縮小のみで、追加の切り抜き・色補正はしていません。
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