1748年
51歳頃

ウォリック城の南側

画家 カナレット →
The South Façade of Warwick Castle / ティッセン=ボルネミッサ国立美術館(マドリード)
イギリスの城の足元に、ヴェネツィアを思わせる舟が浮かんでいます。意外な取り合わせに見えますが、美術館は当時の城の記録にも目を向けています。

何が描かれているか

エイヴォン川沿いのウォリック城を、南側から見た作品です。岩の斜面の上に、長い壁や塔が連なっています。手前の岸や水辺には小さな人影があり、川には細長い舟が浮かんでいます。

作品の見どころ

手前の人物から斜面を見上げると、城の高さがよく分かります。塔や壁は大きくても、窓や石積みは細かく描かれています。人の背丈を手がかりにすると、城が風景の中でどれほど大きいかを実感できます。

制作背景

この絵は城主フランシス・グレヴィルの注文で制作されました。美術館の解説によれば、城の財産目録には遊覧用のゴンドラも記されています。水上の舟を、画家が故郷のものを勝手に持ち込んだと決めつけずに見られる、興味深い手がかりです。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい、カンヴァス
所蔵
ティッセン=ボルネミッサ国立美術館(マドリード)
目録番号
78(1978.13)

出典・画像について

画像:Giovanni Antonio Canal (Canaletto)《ウォリック城の南側》/ウォリック城の南側 — Canaletto; Photo: Daderot / CC0 1.0(写真)
画像の出典 / CC0 1.0(写真) / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
全景を使用。比例縮小のみで、追加の切り抜き・色補正はしていません。
間違いを見つけたら、教えてください →

実物を見に行く

まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →
展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。