1725年頃
28歳頃

石工の仕事場

画家 カナレット →
Venice: Campo S. Vidal and Santa Maria della Carità ('The Stonemason’s Yard') / ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
観光名所のすぐそばで、石を切る人、洗濯物、子どものいる暮らしが続いています。ヴェネツィアの華やかさを少し離れると、街を手入れする人々が見えてきます。

何が描かれているか

運河沿いの空き地に、白い石材や小屋が並んでいます。手前では職人が石を加工し、そのそばには大人と子どもの姿があります。向こう岸の教会や鐘楼も見えますが、まず目に入るのは足元の仕事場です。

作品の見どころ

右の建物から張り出す小屋と、地面に落ちる影を見てください。白い石の角は光を受け、壁や土の色は少しくすんでいます。立派な建物を遠くから眺めるときには気づかない、街の手触りが近くに感じられます。

制作背景

美術館によると、ここはサン・ヴィダル聖堂の修復のため、一時的に石工の仕事場となった場所です。誰の注文で描かれたかは分かっていません。旅先の名所としてだけでなく、働き、子どもを育てる場所としてのヴェネツィアを見せる一枚です。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい、カンヴァス
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
目録番号
NG127
年代の記載
館の年代欄は1725年頃。紹介文には1720年代後半という表現もあります。

出典・画像について

画像:Giovanni Antonio Canal (Canaletto)《石工の仕事場》/石工の仕事場 — Canaletto; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-17 確認)
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