カードは高く積まれる前の、折って立てるところから始まります。少年の目線を追うと、引き出しに残った札や、机の上の小さな硬貨まで気になってきます。
何が描かれているか
少年が横を向き、折ったカードを机の上に並べています。片手には、これから立てるカード。もう一方の手は、すでに置いた札のそばに伸びています。顔は下を向き、遊びの途中の細かな作業に目が集まっています。
作品の見どころ
カードの赤や白は、青緑の机の布の上で、はっきり見えます。机の手前では引き出しが開き、その中にも札が残っています。完成した形より、作っている途中の手元を見せることで、次の一枚を置くまでの間が長く感じられます。
制作背景
シャルダンは、カードで遊ぶ少年を複数の構図や版で描きました。ここで見るのはワシントン所蔵の作品で、制作年は「おそらく1737年」とされています。同じ題材の絵でも、人物や手元の違いを確かめながら見たい一枚です。
作品情報
所蔵
ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(ワシントン)
出典・画像について
画像:Jean Siméon Chardin《カードの家》/カードの家 — Jean Siméon Chardin; Wikimedia Commons / CC0 1.0
配布された全景画像を比例縮小。追加の切り抜き・色補正なし。
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