1733〜1734年頃
34〜35歳頃

銅の貯水器

画家 ジャン=シメオン・シャルダン →
La Fontaine de cuivre / ルーヴル美術館(パリ)
蛇口のついた銅の容器が、日々の道具とは思えないほど堂々と立っています。光る縁と黒い口、小さな赤い台。その周りを、目でゆっくり回りたくなる絵です。

何が描かれているか

蓋のついた銅の貯水器が、台の上に置かれています。下には水を受ける桶があり、小さな器や暗い色の壺つぼも並びます。蛇口から水は流れていません。道具を使う人もいないため、その形と重さに目が向きます。

作品の見どころ

大きな容器の丸みを見せるのは、細かな輪郭りんかく線より、明るい銅色から暗い茶色へ変わる塗りです。手前の桶の黒い口と、左の器の金色も見比べてみます。似た金属でも、光の当たり方で違う存在に見えてきます。

制作背景

実物は高さ28.5センチ、幅23センチほどの、小さな板絵です。ルーヴルの目録では、ストックホルムにある1733年の作品に関わる習作しゅうさくとされています。大きな銅の容器を、小さな絵の中へ収めた一枚でもあります。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい、板
所蔵
ルーヴル美術館(パリ)
目録番号
MI 1037

出典・画像について

出典:ルーヴル美術館(パリ) 作品記録(2026-10-16 確認)
画像:Jean Siméon Chardin《銅の貯水器》/銅の貯水器 — Jean Siméon Chardin; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-16 確認)
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