1771年
72歳頃

眼鏡をかけた自画像

画家 ジャン=シメオン・シャルダン →
L’Autoportrait aux bésicles / ルーヴル美術館(パリ)
眼鏡の上から、画家がこちらを見ています。頭の青いリボンも、首元の淡い赤も、近づくと細い色の線にほどけます。油絵とは違う、晩年のシャルダンの手つきです。

何が描かれているか

白い布を頭に巻いたシャルダンが、こちらへ顔を向けています。丸い眼鏡は鼻の上に下がり、その上から目がのぞいています。青いリボンと、首元の淡い赤い布が、顔の周りに色を添えています。

作品の見どころ

肌や布に近づいてみると、短い線が重なっているのが分かります。なめらかな一色を塗る代わりに、違う色の線が隣り合い、少し離れたところで頬や布に見えてきます。見る距離を変えると、絵の作られ方まで楽しめます。

制作背景

1771年の署名と年記があるパステル画で、同年のサロンにも出品されました。青灰色の紙に色を重ねた、晩年の人物表現です。静物の表面を描き分けた画家が、今度は自分の顔を色の重なりで見つめています。

作品情報

材質・技法
パステル、紙
所蔵
ルーヴル美術館(パリ)
目録番号
INV 25206

出典・画像について

出典:ルーヴル美術館(パリ) 作品記録(2026-10-16 確認)
画像:Jean Siméon Chardin《眼鏡をかけた自画像》/眼鏡をかけた自画像 — Jean Siméon Chardin; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-16 確認)
配布された全景画像を比例縮小。追加の切り抜き・色補正なし。
間違いを見つけたら、教えてください →

実物を見に行く

まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →
展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。