1761年
62歳頃

野いちごの籠

画家 ジャン=シメオン・シャルダン →
Le Panier de fraises / ルーヴル美術館(パリ)
小さな野いちごが、赤い山になっています。一粒ずつ数えられそうで、少し離れると一つの大きな色になる。みずみずしさと、崩れそうな形を一緒に味わいたい絵です。

何が描かれているか

浅い籠に、野いちごが山のように盛もられています。左には水のグラス、手前には白い花。右側の果物も含めて、低く横に広がるものが、中央の赤い山を支えるように並んでいます。

作品の見どころ

近くでは、一粒ごとの小さな丸みや光が見えます。少し離れると、それらがまとまって、重さのある赤いかたまりになります。対して水のグラスは、向こう側が透けています。赤い実と透明な水が、違う仕方で光を受け止めています。

制作背景

1761年のサロンに出品された作品です。長く個人のコレクションで受け継がれ、2024年に寄付などの支援を通じてルーヴルへ迎えられました。小さな静物が、多くの人の力で美術館の作品になった、その歩みも持っています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい、カンヴァス
所蔵
ルーヴル美術館(パリ)
目録番号
RFML.PE.2024.7.1

出典・画像について

画像:Jean Siméon Chardin《野いちごの籠》/野いちごの籠 — Jean Siméon Chardin; Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / Commons個別ファイルの条件(画像情報:2026-10-16 確認)
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