1826〜1827年
50〜51歳頃

ブライトンのチェーン・ピア

画家 ジョン・コンスタブル →
Chain Pier, Brighton / テート・ブリテン
波の打ち寄せる浜と新しい桟橋を、町の人々の姿とともに描く大きな海景。

何が描かれているか

ブライトンの浜に船や人が集まり、中央奥ではチェーン・ピアと呼ばれる桟橋が海へ伸びる。左の岸には建物が列を作り、手前では白い波が斜めに打ち寄せる。風を受ける帆、砂浜で作業する人、沖の船が違う距離に置かれている。自然の海景であると同時に、海辺の町に集まる人々の風景でもある。

作品の見どころ

空の雲と波の白さを見比べたい。空では大きな色のまとまりが重なり、海では細かい白い筆触が途切れながら連なる。左手前の暗い船から、中央の人々、細い桟橋、右の沖の船へと目を動かすと、浜の奥行きがつながる。桟橋のほぼ水平な線は、揺れる帆や波の斜めの線の中で、静かな物差しのようにも見える。

制作背景

テートの目録は1826〜1827年のカンヴァスに油彩ゆさいとする。所蔵館によると、コンスタブルは妻マリアの健康のため1824年から夏にブライトンを訪れた。桟橋は1823年に開き、フランスからの蒸気船を迎える施設だった。地元の仕事と観光客が交わる海辺を、大きな展示作品の題材へ広げた一枚である。

作品情報

材質・技法
カンヴァスに油彩
所蔵
テート・ブリテン
目録番号
N05957
寸法
127 × 182.9 cm

出典・画像について

画像:John Constable《ブライトンのチェーン・ピア》/1: German Wikipedia, original upload 5. Feb 2005 by Thiel1929 , there from www.ibiblio.org 2: Own work , Wmpearl
画像の出典 / Public Domain Mark(画像情報:2026-10-01 確認)
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