1530〜1531年
42歳頃

ダナエ

画家 コレッジョ →
Danae / ボルゲーゼ美術館(ローマ)
黄金の雨が降る足元で、二人が金の純度を試す。壮大な神話の中に、小さな仕事があります。

何が描かれているか

寝台のダナエの上へ、黄金の雨が降っています。塔に閉じ込められた彼女に近づくため、ユピテルが姿を変えたという神話です。傍らの翼のある青年は、その雨を手で受けています。ボルゲーゼ美術館は、この青年を結婚の神ヒュメナイオスと説明しています。

作品の見どころ

足元の二人にも、もう一つの小さな物語があります。石に矢や金をこすりつけ、金の純度を確かめているのです。所蔵館は、これをユピテルの愛が本物かどうかを試す寓意として読んでいます。黄金の雨は、神の変身であると同時に、価値を確かめる物質にもなっています。

制作背景

フェデリーコ2世ゴンザーガのために描かれたユピテルの物語の連作れんさくに属します。大きな雲と白い寝具、明るい肌を柔らかく描きながら、小さな二人の真剣な手つきまで丁寧に描いています。壮大な神話と子どもの作業のような細部が、無理なく同居しているところに、コレッジョらしい面白さがあります。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ボルゲーゼ美術館(ローマ)
目録番号
125

出典・画像について

画像:Antonio Allegri (Correggio)《ダナエ》/ダナエ — Antonio Allegri (Correggio) / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 配布元の個別画像・利用条件(画像情報:2026-10-19 確認)
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