聖ヒエロニムスの聖母(昼)
画家 コレッジョ →Madonna col Bambino e i santi Gerolamo e Maddalena (Il giorno) / パルマ国立美術館
本を見せ、頬を寄せ、幼子を支える。広い光の下で、それぞれの親しさがつながります。
何が描かれているか
木の間に張られた赤い布の下で、聖母子と聖人たちが身を寄せています。左のヒエロニムスのそばでは天使が本を開き、右のマグダラのマリアは幼子の足へ頬を寄せています。大きな祭壇画ですが、人々の距離は家族の集いのように近く感じられます。
作品の見どころ
聖母は高い玉座で人々を見下ろすのではなく、地上の集まりの中に座っています。本を見せる、幼子を支える、顔を寄せる。それぞれの行為が幼子を中心につながります。光も人を切り分けず、肌と布と空気の間を柔らかく巡り、集い全体をひとつに包んでいます。
制作背景
《昼》という通称で親しまれる作品です。《夜》と見比べると、広く差す明るさと、幼子に集中する夜の光の違いがよく分かります。ただし、もともとの対作品ではありません。こちらはパルマのサンタントニオ聖堂、《夜》はレッジョ・エミリアの別の聖堂のために描かれました。
出典・画像について
画像:Antonio Allegri (Correggio)《聖ヒエロニムスの聖母(昼)》/聖ヒエロニムスの聖母(昼) — Antonio Allegri (Correggio) / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
配布写真の全体を比例縮小して掲載。色補正・内容の切り取りは行っていません。
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