聖ゲオルギウスの聖母
画家 コレッジョ →Die Madonna des heiligen Georg / アルテ・マイスター絵画館(ドレスデン)
聖人の足元で、子どもたちが鎧と遊ぶ。威厳ある祭壇画に、軽やかな動きが満ちています。
何が描かれているか
玉座の聖母子の周囲に、洗礼者ヨハネ、ジェミニアヌス、ピエトロ・マルティレ、ゲオルギウスが集まっています。右端のゲオルギウスは、倒した竜の頭を踏んでいます。けれど足元では、幼い天使たちが彼の鎧で遊んでいます。聖人の威厳と子どもの無邪気さが、同じ場所にあります。
作品の見どころ
高いアーチと玉座は整っていますが、その中の体はよく動きます。顔を振り向ける人、上を仰ぐ人、かがんで道具を持つ幼子。初期の《聖フランチェスコの聖母》と見比べると、同じ聖人の集いでも、身振りの複雑さが増していることが分かります。
制作背景
モデナの聖ピエトロ・マルティレ同信会のために描かれました。所蔵館は鮮やかな色や複雑にひねられた姿を、マニエリスムへつながる特徴として説明しています。ルネサンスの整った空間の中で、人物の自由な動きをどこまで広げられるか。その面白さが詰まった、後期の祭壇画です。
出典・画像について
画像:Antonio Allegri (Correggio)《聖ゲオルギウスの聖母》/聖ゲオルギウスの聖母 — Antonio Allegri (Correggio) / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
配布写真の全体を比例縮小して掲載。色補正・内容の切り取りは行っていません。
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