1529〜1530年頃
40歳頃

聖ゲオルギウスの聖母

画家 コレッジョ →
Die Madonna des heiligen Georg / アルテ・マイスター絵画館(ドレスデン)
聖人の足元で、子どもたちが鎧と遊ぶ。威厳ある祭壇画さいだんがに、軽やかな動きが満ちています。

何が描かれているか

玉座の聖母子せいぼしの周囲に、洗礼者せんれいしゃヨハネ、ジェミニアヌス、ピエトロ・マルティレ、ゲオルギウスが集まっています。右端のゲオルギウスは、倒した竜の頭を踏んでいます。けれど足元では、幼い天使たちが彼の鎧で遊んでいます。聖人の威厳と子どもの無邪気さが、同じ場所にあります。

作品の見どころ

高いアーチと玉座は整っていますが、その中の体はよく動きます。顔を振り向ける人、上を仰ぐ人、かがんで道具を持つ幼子おさなご。初期の《聖フランチェスコの聖母》と見比べると、同じ聖人の集いでも、身振りの複雑さが増していることが分かります。

制作背景

モデナの聖ピエトロ・マルティレ同信会のために描かれました。所蔵館は鮮やかな色や複雑にひねられた姿を、マニエリスムへつながる特徴として説明しています。ルネサンスの整った空間の中で、人物の自由な動きをどこまで広げられるか。その面白さが詰まった、後期の祭壇画です。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・ポプラ板
所蔵
アルテ・マイスター絵画館(ドレスデン)
目録番号
Gal.-Nr. 153

出典・画像について

画像:Antonio Allegri (Correggio)《聖ゲオルギウスの聖母》/聖ゲオルギウスの聖母 — Antonio Allegri (Correggio) / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 配布元の個別画像・利用条件(画像情報:2026-10-19 確認)
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