1520〜1524年頃
33歳頃

聖ヨハネの幻視

画家 コレッジョ →
Visione di san Giovanni Evangelista / サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂(パルマ)
雲に座る使徒たちの向こうへ空が開く。下から仰ぐ人のために描かれた天井画です。

何が描かれているか

雲に腰掛けた使徒たちの輪の中央で、キリストが明るい空間に浮かんでいます。大きな体を下から仰ぐように描いているため、天井に人物が貼り付いているより、その向こうへ空が続いているように感じられます。老いたヨハネは、雲の輪の下からこの光景を見上げています。

作品の見どころ

目を引くのは、使徒たちを整然と並べる建築の枠が、中心の空にはないことです。体をひねる人、脚を前へ出す人、こちらへ背を向ける人。その姿勢の違いと雲の重なりが、実際の天井よりも深い空間を感じさせます。見上げる場所のために、人物の形そのものが工夫されています。

制作背景

パルマのサン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂で、1520年代前半に手掛けた大仕事です。コレッジョ財団は、黙示録に結びつくキリストの再臨の幻視として説明しています。同じ聖堂の後陣に描かれた《聖母戴冠》は別の壁画で、ここに見るクーポラの絵と混同しないようにしたい作品です。

作品情報

材質・技法
フレスコ
所蔵
サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂(パルマ)

出典・画像について

画像:Antonio Allegri (Correggio)《聖ヨハネの幻視》/聖ヨハネの幻視 — Antonio Allegri (Correggio) / Livioandronico2013 / CC BY-SA 4.0
画像の出典 / CC BY-SA 4.0 / 配布元の個別画像・利用条件(画像情報:2026-10-19 確認)
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