寝台のある部屋は、昼には暮らしの場所へ。扉を開ける子が光を運ぶ。
何が描かれているか
小さな子が扉の掛け金に手をかけ、寝台のそばの女を見ています。もう片方の手には球を持っています。女は布を扱い、その足元には壺が置かれています。緑のカーテンで囲われた箱型の寝台も、この部屋の一角に組み込まれています。
作品の見どころ
「寝室」という題名から、眠るためだけの部屋を想像するかもしれません。けれども、館の説明では日中に別の用途でも使う部屋で、母親は寝具を風に当て、便器を片付けています。寝台の脇から戸口へたどると、生活が朝から昼へ切り替わる時間として見えてきます。
制作背景
子どもを照らす光は、一つの方向だけから来ていません。左の窓に加え、外へ続く扉からも明かりが届きます。幼い子は性別にかかわらず長い服を着たため、服だけで女児と断定はできません。画家の家族を描いた可能性もありますが、特定の人物と決めずに紹介されています。
出典・画像について
画像:Pieter de Hooch《寝室》/寝室 — Pieter de Hooch / Wikimedia Commons / CC0 1.0
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