1658〜60年
28〜31歳頃

寝室

画家 ピーテル・デ・ホーホ →
The Bedroom / ワシントン・ナショナル・ギャラリー
寝台のある部屋は、昼には暮らしの場所へ。扉を開ける子が光を運ぶ。

何が描かれているか

小さな子が扉の掛け金に手をかけ、寝台のそばの女を見ています。もう片方の手には球を持っています。女は布を扱い、その足元には壺つぼが置かれています。緑のカーテンで囲われた箱型の寝台も、この部屋の一角に組み込まれています。

作品の見どころ

「寝室」という題名から、眠るためだけの部屋を想像するかもしれません。けれども、館の説明では日中に別の用途でも使う部屋で、母親は寝具を風に当て、便器を片付けています。寝台の脇から戸口へたどると、生活が朝から昼へ切り替わる時間として見えてきます。

制作背景

子どもを照らす光は、一つの方向だけから来ていません。左の窓に加え、外へ続く扉からも明かりが届きます。幼い子は性別にかかわらず長い服を着たため、服だけで女児と断定はできません。画家の家族を描いた可能性もありますが、特定の人物と決めずに紹介されています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ワシントン・ナショナル・ギャラリー
目録番号
1942.9.33

出典・画像について

画像:Pieter de Hooch《寝室》/寝室 — Pieter de Hooch / Wikimedia Commons / CC0 1.0
画像の出典 / CC0 1.0 / 配布元の個別画像・利用条件(画像情報:2026-10-18 確認)
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