カード遊びをする男女と給仕する女
画家 ピーテル・デ・ホーホ →A Couple Playing Cards, with a Serving Woman / メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
差し出される飲み物、手元のカード。室内の光が三人の距離を見せる。
何が描かれているか
男女がテーブルでカードを持ち、そのそばに給仕する女が立っています。衣服の光沢と暗い室内の対比が、集まりを落ち着いたものに見せます。手の位置や相手へ向けた顔をたどると、遊び手と給仕の異なる役割も見えてきます。
作品の見どころ
床のタイルやテーブル、開口部が、人物のいる場所を奥行きの中に収めています。顔だけを見るより、袖やスカートに当たる光へ目を移すと、人の体の向きが分かりやすくなります。近くで同じ時間を過ごしていても、三人はそれぞれ別の動きをしています。
制作背景
メトロポリタン美術館は1665〜75年頃の作品としています。デルフト時代の質素な部屋から、着飾った男女が社交する室内へ、画家の題材が広がった時期です。ルーヴルのカード遊びと比べても面白い作品ですが、そちらの手札やいかさまの解釈を、この別作品にそのまま当てはめることはできません。
出典・画像について
画像:Pieter de Hooch《カード遊びをする男女と給仕する女》/カード遊びをする男女と給仕する女 — Pieter de Hooch / Wikimedia Commons / CC0 1.0
全景の配布画像を比例縮小して使用。色補正や作品内容の切り取りはしていません。配布画像の黄色がかった色調を変更せず使用しています。
間違いを見つけたら、教えてください →実物を見に行く
まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。